ろまんくらぶ「仮面の天使」61

病院を出ると真二は教授に直接会って事情を話すために大学へ向かう。毅は近所の喫茶店で待っていることにした。教授はといえば、茉莉と付き合い始めてから、彼女が人が変わってしまったようになったのに驚いていて、罪の意識でいっぱいだった。だから、色々と彼女の面倒をみたりしていた。教授は自分が彼女をだめにしたと後悔の念でいっぱいだった。

「じゃあ、別れてくれますか?」

真二の問いかけに、教授はあっさりと承知すると、茉莉のマンションの鍵を真二に渡す。真二はついでに姉の将来のことまで約束させる。教授は何でもするからと、真二の将来のことまで約束する。

「まあ、私は本当にすまないことをした。必ず、償いはするから」

教授はしょんぼりしている。

あっさりと話が終わったので、真二は狐につままれた感じになる。かなり年配の教授はそう悪い人間でもなかった。真二はそれを両親に話す。親たちは最初、どうやって教授を追い払おうか考えていたが、ことが丸く収まったので少し安心する。

真二は健の待っている喫茶店に向かう。

「待った?」

「で、どうだった?」

「まあまあ。あ、コーヒー」

「かしこまりました」

真二は健に鍵を差し出す。

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