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FGOユーザー必読の書「オカルティズム」ー非理性のヨーロッパー大野英士先生著作

 FGOをプレイしていて魔術やオカルトにより詳しくなりたいユーザーにおすすめ。 大野英士博士の傑出した著作「オカルティズム」ー非理性のヨーロッパー。異世界に関心が高い方々にもぜひ読んでもらいたい書籍です。内容は簡単ではないのですがとても面白くて、魔術やオカルトに関して全体的に網羅していて、知識を深めたい時にとても有益な書籍です。 出版は講談社の選書メチエからで1900円プラス税の価格です。ちなみに電子版も販売しています。大野先生の書籍には詳しい注もついているので、そこからさらなる知識を得ることができます。 あの、高名な占星術師、魔術師である鏡リュウジ先生も推奨する書籍です。ぜひぜひお読みくださいませ。

ろまんくらぶ「Thirteen 13ー再生ー」37

 口をもぐもぐと動かしながら理沙は何気なく質問する。 「朝とか、何を食べてるの?」 「目玉焼きとトースト」 本当の生活圏の部屋には大きなオーブントースターと電気調理器やコーヒーメーカーがあるから、それで簡単なものは大体できるとは言わない。 「そんだけ?家で料理はしないじゃなかったっけ」 彼女のその問いに、心の中でしまったと思う。相手の顔がまた変だなあという表情に変わる。彼女のこういうところは注意しないと色々と厄介なことになりそうだった。 「まあね」 「変なの。まるでお金のない人の普通の朝食」 「そういうわけでもないよ」 「え〜?なんだか変だよ。もっと食べたら?カフェで食べてるの?誰か人雇って作ってもらったら。お金持ちなら普通はそうしてる。うちの社長もそうしてる。よくケータリングとかも頼んでるみたいだし」 「いや、、、めんどくさいんだ。そういうの」 余計な他人を家には入れられないとはまさか話せない。 「ええー?あんな立派なキッチンと冷蔵庫があるのに?」 「めんどくさい。殆ど家では食べないから」 「仕事のせい?」 「それも、、、ある」 「まあ、疲れそうだし、その、仕事」 「君はどうしてるの?」 「うーん、、、サラダ、トースト、バター、ジャム、チーズ、ベーコン、スクランブルエッグ、カフェオレ、ヨーグルト」 「朝から、すごいね」 「時々サボるけど、仕事忙しいから、ね」 それから結局、その晩は理沙は剛の家へ泊まる羽目になり、朝を迎えた。 彼女が帰った翌日の夕方、ぶらりと家を出た時に、剛は偶然にもひっそりとしたバーを近くに見つける。客が少なく、バーテンが二人で静かに仕事をしていた。薄暗く、しかし磨かれた床が、どこかヨーロッパ風でありながら、日本風の空気も作り出していた。カウンターの奥に座り、ボンベイの水割りを口にする。青白い瓶から透明な液体が、大きな氷の塊を抱き込むようにグラスに満たされる。 一体、何時頃から、何故この酒を飲むようになったのか、それを思い出すことができない。アメリカでごく若い時にそれを頼むようになって、彼はバーテンダーに時折、なんでボンベイなんだという顔をされたのを覚えているばかりだった。

FGOのマーリンが悪いわけではないけど

文春で報道された内容が事実なら非常に残念です。 マーリンは好きなキャラクターなのでがっかり。  ここでは深くは触れませんが内容は皆様ご存知のことと思います。 この先どうするのかなあって。 リアルインキュバスは推奨出来ないかな。 告発した女性の立場を考えると非常に悲しく思います。 彼女の心の傷はなかなか癒ることはないと思います。

ろまんくらぶ「Thirteen 13ー再生ー」36

 二人は剛のトヨタで出かける。新宿のイタリア料理店でワインを飲みながら、まるでごく普通の仲の良い恋人同士のようにおしゃべりをする。 「イタリアワイン、どうかな。同じ値段ならチリワインとかもあるかな」 「そんなこと言って。いいイタリアワイン飲んだことないだろう?」 「まあね」 「いいのはとびきり美味い」 「いいなあ」 「いいなあって、フランス帰りのくせに」 「学生だったからそんな余裕なかったもんね。サンセール、サンテミリオン、プイイフュッセとかかな」 「いいの飲んでるじゃないか」 「そう?」 「まあまあだよ」 「へえ、詳しいんだ」 「趣味だからね」 こんな調子で会話をしていると、理沙にはそれも奇妙に感じられる。相手がまるで普段イタリアのスーツを身につけているようなクラスの人間とも思えなくなってくる。部屋の様子、店に来る時の様子、それに今の目の前のこの、まるでごく普通の青年のような様子には、なんだかちぐはぐな違いがあるようだった。まるでうまくはまらないジグソーパズル。ピースを組み合わせても何も見えてこないどころか、相手が霧の中に沈んでいくようだった。 「この店はピザが美味しいよ。生地がサクッとしていて」 彼女の不思議そうな視線をかわすかのように彼は少し声を大きくする。 「そうだね。おっきいのを頼む?」 「もちろん。一番でかいのを数枚」 「は?」 「数枚だよ。俺は一枚じゃ足りないから」 「あ、そっか、あなたでかいから」 「そうだよ。それに」 俺は特種な仕事をしているから体力がいるんだ、と思わず付け加えそうになり、言葉を飲み込んだ。 「それに?」 「いや、まあ、仕事がハードだから」 「そんなに?偉いさんなのに?」 「まあね。アメリカでは偉いと仕事が多いんだよ、日本と違って」 「あ、そっか。日本は逆だからね。上の人達サボってばかりだから」 「奇妙だよ、まったく。サボった方が勝ち組なのか?」 だからアメリカにもヨーロッパにもなかなか勝ることは出来にくいのだ。思想にも信条にもパースペクティブが存在しづらい。国をどうしたいのかビジョンが持ちづらいし、方向性も見えづらい。見えないから行き当たりばったりになりがちなのか。そんなものなのかもしれないと剛は感じる。

FGOのナウイ・ミクトラン

 後編が公開まじかです。さらに今年の夏には「 Fate strenge fake」が公開予定となっていて、今から楽しみです。アニメはあの「デュラララ!!!」製作者とのコラボもあるらしく仕上がりが今からとても楽しみです! 今はイベもなく、アニメを観ながらレベル上げの毎日です。(^^)

ろまんくらぶ「Thirteen 13ー再生ー」35

 家に誘われたその日、部屋をひととおり見たその後、ピカピカで空っぽの冷蔵庫を開けながら、理沙はがっかりしたようにふてくされる。 「で?今日は何があるの?お腹空いた」 「えーっと」 「だって呼んだんでしょ?来て欲しいって」 扉を閉めながら彼女は呆れ顔で振り向く。 「あ、まあ」 「何もないの?」 彼女は両手をぶらぶらさせながら剛を睨む。 「外で食べようかと」 「つまんないよー。何か作ってよ。ね」 どうやら彼女は彼の見かけ上の身分も空腹から忘れてしまったようで、駄々っ子のようにぶうぶう言い始める。 「無理だよ、俺」 「え?料理できないの?」 「多少はできるけど、、」 「何ができる?」 「カレーとか、ハンバーグとか、サラダとか、あとソテーしたりとか」 彼にはそれなりにレパートリーがあるので彼女は笑顔になる。 「結構できるじゃん。で、今日は?」 「実は予約しておいたから」 「なーんだ」 そういう彼女の反応に多少変わった相手だと彼は困惑する。大抵は高いフランス料理店へ連れていけと言われることが多かったためだ。 「いいでしょ?イタリア料理」 「まあ、美味しいなら。で、場所は?」 「新宿」 「あ、もしかして」 「知ってるのかな?」 「ピザの美味しいとこ」 どうやら彼女の機嫌は直りそうだった。 「入り口でイタリア語で挨拶する店員のいるところかな」 「まあね」 彼女の表情はそこであからさまに明るくなる。 「あそこよく行くの?」 「たまにね」 「じゃ、行こう!で、帰りにちょっと買い物もしようよ。冷蔵庫一杯にしないと」 「わかったよ」 答えながら場合によっては食材が無駄になるかも知れないと彼は想像する。 「じゃ、出かけよう」 店がわかると彼女はいそいそと支度を始める。

ろまんくらぶ「Thirteen 13ー再生ー」34

「変だなあ。この家」 「どこが?」 「まるで人が生活しているように思えない。物があるんだかないんだかよくわからないけど、なんだか」 「なんだか?」 「まるで、ここで、どちらかというと仕事しているみたいな」 「ハズレ。俺はここで暮らしているよ」 「そう?でも、、」 「ただ、殆ど食事は作らないから」 「みたいだね。だって、キッチン、ピカピカだし、道具もないし」 理沙が剛から見せられたマンションの各部はまるでショールームのように磨かれ、食器棚も使ったことがないかのようにきっちりと整えられていた。大理石の洗面所もバスも、水垢、湯垢がまるでついていない。カーペットもシミ一つない。ベッドのシーツもまるでホテルのそれのように体一つがやっと入るかのようにきっちりとセットされている。部屋の片付けが結構適当な彼女はそれらを見ていると、相手が異様な清潔好きで、自分とは余計関係ない世界の人間のように見えた。だから相手と関係を持つ時に、さらに躊躇した。なんだか特別な趣味でもあるのではないかと抵抗を感じていた。 それらの部屋の影に、マンションの奥まったところに、彼の本当の生活圏が隠れていた。床にはビール瓶とピザ、ポテトの紙箱などが散らばっていた。もちろん別のバスルームがあり、そこでいつもシャワーを浴び、身繕いをしていた。