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5月, 2022の投稿を表示しています

ろまんくらぶ「Thirteen 13ー再生ー」2

 海外でも、50パーセントの銀行が困難に見舞われると予測され、ロンドンではケータリングや、有名レストランの売上は激減していった。そしてパリの凱旋門が、その姿をまるでこれから消滅するかのように凍った空気の中に浮かび上がらせていた。クリスマスを過ぎたネオンの中のその様子は、どこか頼りなく、まるで死を宣告された人物の最後の写真のようにオレンジ色に光っていた。 別の嵐がさらなる不況を呼び寄せ、9・11以来、ニューヨークでは東京がそうであるように賃金カットが相次いでいた。多くの人が出口のない閉塞感に苦しみ、やがてその波は徐々に犯されざる聖域にまで及んでいった。そんな中、世界の美術オークションでは記録的な赤字が出始めていた。下降する渦巻きは天空のビーナスの細く可憐な足首にも鎖をかけ始め、蟻地獄に引きずり込まれまいとする美の女神の悲痛な叫び声が聞こえていた。 その豊穣の終わりを告げる時代の呻き声に、それらの終焉を予告するかのように、あの時の母の鳴き声が重なって響いていた。 「出て行けって言ってんだろ!」 「アレックス!」 「俺の名前を口にすんじゃねえよ!おめえみたいな厄介者は、とっとと出て行きやがれ。ぐずぐず、ぐずぐずしやがって!二度と戻ってくんな!」 「アレックス、、、お願い、せめて、せめて」 「黙れ!黙れ黙れ!」 「アレーックス!!」 ボロ雑巾の様に路上に放り出されたあの時の母の叫び声は、まるでまとわりついてくる濡れたシャツのように執拗で、変容しながら剛の夢の中から流出してきていた。 その夢が、夏の終わり頃から、現実に裂け目を作り始めていた。そして、その日も朝目覚める前、彼は何かを掴もうとして手を伸ばし取り逃した。時折蘇る、5歳の時の記憶の奥に、何かを取り残しているような気がいつもしてならなかった。そこにどうしても通り抜けられない、薄くそして強い膜がかかっていた。 朝日が高層ビルの窓から差し込み、夏も終わろうとしていた。季節が溶け合い、それが奇妙な空洞を作り出していた。握りしめた両手には汗が滲んでいた。その湿り気は、外気とは関わりがないのは明らかだった。昨日から長袖のワイシャツでも肌寒いくらいだった。そのまましばらくベッドで横になっていると、何かが近付いてくる予感がする。夢を見る頻度が彼にそれを知らせていた。

こんにちは

おの頃、天気は日替わりです。今日はいいお天気です。 気分も明るくなります。 皆様はいかがお過ごしでしょうか。 良い1日を。 

ろまんくらぶ「Thirteen 13ー再生ー」1

 「この冬のホームレスは現在のところ13人ほどです。彼等は温められた酒で寒さを凌ぎ、テント生活をしています。しかし、マイナス10度、20度になると凍死がちらつきます。ホームレスを支援する活動が年末年始行われています。ボランティアは食材を配り、未払いの賃金を確保させる知恵をホームレスに授けます。ただ年末年始のこうした援助も5日には終わり、あとはただどうやって飢えをしのぐのかが彼等の心配事となります。彼等が寝ている地下鉄の駅では、終電が出るとシャッターを下ろし、彼等は行き場を失います。例えば公共の公園では彼等が入らないように、柵を設けています。また地下の通路では彼等が寝ることができないようにオブジェを作り、場所を塞いでいます。政府は、彼等に対する何らの政策も現在のところ持ってはおりません。終戦後、アメリカが日本にその衛生状態を調査に来て以来、日本が再びこの問題に襲われる時代が来るとは想像もしていませんでした」 テレビでは冬になると連日のように出口のない経済状況が報道され、また身寄りのない高齢者が寒さに震えながら、こたつで体を温め、その後、餓死した姿で発見されるという、これが日本の現実だった。目を背けようとしても、季節が厳しくなればいやでもニュースとして耳にする。 世相は荒れ、年末にはスリや強盗が相次いだ。容赦ないサバイバルゲームの中、国民は疲れ切っていた。

新作「Thirteen 13ー再生ー」連載開始いたします

 この度、新作の連載をここで開始することとなりました。 よろしくお願いいたします。

こんにちは

今日はあまりいいお天気ではありませんが 皆様はいかがお過ごしでしょうか。 気温が上がったり下がったりしておりますので お体には十分にご注意くださいませ。 

ヘタリア

 このところ、毎日、アニメ「ヘタリア」を観ていました。 なんだか楽しくて、、、。原作者の日丸屋秀和さんはニューヨークで作品を 創られたとか。 様々な国の細かい事情が描かれていて面白い作品です。(^^) 原作の漫画も今読んでいますが、細かいツッコミにぷっと吹き出しています。 各国の状況をユーモラスに、時には真剣に描いてあり、おすすめです。 原作は10年前くらいに創作されているので、ご存じの方が多いと思います。 そもそも歴史が好きなのですが 世界が前よりもっと好きになりました。 イタリアが可愛い。。。 早く海外旅行に行きたいなあ。。。っと。

こんにちは

この頃はあまりお天気が良くありませんが 皆様はいかがお過ごしでしょうか。 私は仕事が色々と大変でたまに凹んでます。。。 ブログの移行は大丈夫な感じで、そこは心配がなくなりました。 今後ともよろしくお願いいたします。 

映画「名探偵のコナンーハロウィンの花嫁」

内容はかなり面白かったです。大人でも十分楽しめるため、観客は大人が7割くらいでしょうか。 探偵アクション映画としてはとても良くできていて、出演するキャラクターも大人が7割でしょうか。男性のキャラはイケメンくん多数なので、ウケがとても良い感じ。(^^) 全体のバランスと見どころの見せ方が、もちろん定番なのか、とても良かったです。アクションもかなり派手で、動きも早く、画面の切り替えや展開が気持ち良く運ばれていました。 内容に関しては現在上映中であるため、ネタバレを避けるため、記載は避けます。アニメ好きな視聴者の方はとっくに観に行っているとは思いますが、オススメです。 コナンくんに関しては巷で様々なネタ話がありますが、それはそれで。 

こんにちは

ゴールデンウィークも終わりですが、皆様はいかがお過ごしでしたでしょうか。 ずっとお仕事だった方々もいるかと思います。 先日は映画を観に行きました。 なんと 「名探偵コナンーハロウィンの花嫁」です。(^^)