ろまんくらぶ「仮面の天使」36

健と茉莉の兄弟は話には加わらないことにする。余計なことを言えばただややこしくなるだけだった。健は自身の父に呼び出される。健は婚約を解消したことをとりあえず告げる。茉莉の父は

「娘がとんでもないことをした」

と泣いて詫びる。健は

「そうじゃないんです」

とまだ説明できる状況ではないためそれだけ言う。

「2人とも気持ちが離れてしまって」

とさしさわりのない嘘を吐く。

茉莉の父は詳しい説明を求めてくる。

「いつ頃から」

「えっと半年以上も前からで」

「どうして、何も言ってくれなかったんだ」

「その、、、彼女に、親が心配するから黙っていてくれって言われて」

健の父は黙っている。

「それで、俺も周りに迷惑かけたくなかったから」

健は付け加える。

2組の両親はいつの間にか健と茉莉の世界から、自分達が外されたのを知る。それは相手から疎外されたというより、茉莉と健が大人になったということだった。

「で、お前婚約解消したいのか」

健の父は尋ねる。

「もし彼女がそうしたいのなから、俺もその方がいいと思う」

茉莉の父は沈黙している。これで娘は2度も婚約破棄、、。どうして、育て方が悪かったのかと自身を責め始める。



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