ろまんくらぶ「Thirteen 13ー再生ー」83
入店後、剛は父を殺害した人物の特定を急いだ。周防夫人に指図さえしていたあの人物が何か知っているに違いなかった。あるいは彼が犯人なのか。ちょうど店にいた古株の人間から事情聴取する。
突然踏み込んできた警察官と調査員に店の従業員はただただ驚愕するばかりで、裏口からこっそり逃げ出した件の人物を除いて、全員怯えていた。逃げ出した人物が関係している可能性があるとの証言を受け、剛は逃げた人物の後を追う。ただならぬ状況を感じていた理沙は剛を追ってきていて、彼に続いてその人物の後を追う。街の薄暗い路地裏で剛はその男性に追いつき、何かに突き動かされるように隠し持っていた銃に手をかける。
「待って!だめだよ、そんなことでは何も変わらない」
制止する理沙の声が遠くから響くように剛の耳に入る。彼は指先をゆっくりと動かしていく。
発砲音が夜の闇を切り裂く。理沙は突然、前に飛び出す。
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