ろまんくらぶ「仮面の天使」42

真二は茉莉の同級生達とも顔見知りだったので、なんらかの話を聞くことができた。彼は彼等から聞いたクラブの名前をひとつひとつメモする。とにかく細部を聞き漏らさないように注意する。どうもその内の2〜3軒に茉莉は頻繁に出入りしているらしかった。それとどうもほとんど毎晩のようにクラブ通いをしているようだった。真二は疑問に思う。それじゃあ、いったいいつ、その教授と過ごしているんだろうか。彼は大きなため息を吐く。

健は真二から聞いたクラブのいくつかは知っていた。20代の頃はたまに出入りしていた。2〜3軒の内にどうも結構名前の通った悪名高いクラブが混じっていて不安な感じがする。

一方、健の弟の守は、最近できた彼女とクラブへ行くこともあった。偶然、行ったクラブで茉莉を見かける。初めは彼女とは気づかなかった。化粧は異様に濃いし、服装がまるで彼女らしくなかった。彼女はどうも、お酒を多量に飲んでいるらしかった。守はそれを見ると驚いて健に連絡する。でも健が店に来る頃には、彼女はもういなかった。守は見たことをとにかく話す。流石に心配になってくる。健、真二、守は協力して、とにかく茉莉を見かけたら、連絡を取り合うことにする。

茉莉が頻繁に出入りしているという3軒のクラブの内、2軒には守も真二もあまり近づきたくなかった。残りの1軒には何回か行ってみるが茉莉は見つからなかった。健は茉莉が出入りしている店をひとつひとつしらみつぶしに調べてみたが、彼女は捕まらない。仕方がないので、避けていた残りの2軒へ出向く。彼女をそこで見たくはなかった。彼女をそこで見かけなければいいと逃げていた。

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