ろまんくらぶ「仮面の天使」40

「でもどうして誤解だってわかったのかな。姉ちゃんが正しいって」

「偶然その女の昔の男、っていうか、そいつが出てきて、俺にバレた。わざと茉莉に嫌がらせやってたって」

「何ソレ」

「つまり、俺と、その、ただ単にその女は金のために結婚したかったんで、茉莉が邪魔で、つまり」

「えー!?2人して、じゃあ、はめられたってわけ?えー!?なんで?」

「うるさいなあ、そんなに、怒鳴るなよ」

「えー!トロすぎるよ。ねーちゃん、また!?」

「俺も気づかなかった」

「えー!?あんたまで?うっそー、信じられない!ゲー」

真二はビールを飲んで、つまみを食べながら、スタジオで喚く。防音だから幸い外には聞こえない。

「ばっかじゃねーのお!?あんた達、一体いくつ!?」

健はいたたまれなくなる。

「で、ねえちゃんはぐれてるわけ?やっぱ、ちょっとおばかだ」

「やめてくれよ喚くのは」

健は頭をかく。

「俺は怒ってんの。ねえちゃんホントおバカだから。ちくしょう」

もう一本ビールの栓を開けると真二は一気飲みする。健は真二がいつになく激しく興奮するので呆気にとられる。

「で、あんたも何してんの?ねえちゃんとどうすんだよ、こんなことになって。どうしてくれるんだよ、ねえちゃんおかしくなっちゃったよ」

真二はじとっと健と睨む。

コメント

このブログの人気の投稿

ろまんくらぶ「仮面の天使」81

ろまんくらぶ「仮面の天使」78

ろまんくらぶ「仮面の天使」83