ろまんくらぶ「仮面の天使」31

「でもお、この人文無し。私、一生養うの?こんなの」

「う〜んと、彼さえ良ければ仕事紹介するから」

言われて修二は急に表情が明るくなる。

「で、2度としないでよ、こんなこと。約束できる?」

「俺、約束する。絶対彼女にもうこんなことさせないから」

「で?君は?」

健の真剣な問いかけに渋々ながらも亜紀も約束する。

「わかったわ」

2人に有無を言わせないように健は2人をすぐ役所に連れて行き、入籍させる。修二は喜んで舞い上がっているが、亜紀はブツクサ言っている。健は亜紀には今まで通り仕事を続けてもらうことにした。ただ必要以上に遅く残らないようにさせた。修二にはシナリオ制作を依頼する。他にも声をかけてシナリオの関係者に紹介すると修二の収入の安定につなげる。

亜紀は、その日のごくごく遅くになって本心から本当に謝罪する。詫びられながらも健は相手をそれ以上責められないと感じている。健はただ単に茉莉への自分の愛情が不十分だったと痛感する。

皆が退社し、健は会社に1人残る。茉莉に対し、誤解していたことをすまないと思う。彼女にすぐに謝罪して、、。でもただ彼女はこの頃本当に全く連絡してこなくなった。その消息さえ、彼女が自宅を出た以上、よくわからなくなっていた。


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