ろまんくらぶ「仮面の天使」4
茉莉が大学に進んでからしばらくして、健はフランスから帰国する。例の恋人とは、彼女に別の恋人ができて、結局別れてしまった。帰国した頃からインターネットでDJを始める。その内にネットTVを作ると言い出す。合間に何やら脚本を書いたりしている。
「茉莉!遅刻するわよ!学校!」
「は〜い、はい。今行く〜」
たくさんの書物を大きな鞄に詰め込み、茉莉は階段を駆け下りる。弟の真二も今年は受験だったのだが、姉がなんだかのんびりととろいので、たまにからかったりしている。彼女は相変わらずのほほんとしていて、恋人を作るでもない。毎日図書館で熱心に勉学に励んでいるので、父親はおやおや見込みがあるのかな?とほっと胸を撫で下ろす。成績はまあまあの線を行っていた。
健はネットでの事業を少しずつ軌道に乗せていく。茉莉はそんなこんなで彼のスタジオにたまに遊びに来るようになる。大学の帰りに差し入れに来たりする。妹として振る舞い、以前のようにベタベタすることもなくなる。彼女はだんだん綺麗になってくるので、逆に健はドキドキすることがある。もう妹とは見ることが出来なくて、もっと別の気持ちを抱き始めるようになる。
ただ一方の茉莉は大学で交際相手ができ始めていた。早速、同じ医学部に通っているその彼を家族にも紹介した。将来は医師になりそうな人物で、彼女の両親も相手に満足して、家族の同意のもと2人は婚約することになった。
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